153church(キリスト教会)における、イエス運動の実践。

クリスチャンの結婚について

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クリスチャンの結婚について

 私は現在、38歳の独身 (執筆当時) 男性です。牧師になるべく神学を学んでおりますが、クリスチャンということ、また、牧師になるというこの2点は、結婚を考えるうえで障害と言っていいほどに問題となっているように感じています。

 聖書は、クリスチャンの思想に大きな影響を与えています。聖書を理解し、そのうえで信じることが信仰ですから、その信仰対象から影響を受けるということは当然のことです。ですから、「聖書に書いてあることが、すべて正しい」という信仰のスタイルや、「聖書記述と、科学や社会の慣習等とのバランスの中で選択する」という信仰スタイルなど、現在では、聖書と人生のバランスには多様なスタイルがあるようです。

 つまり、「信仰とは生き方である」という言葉が指すように、クリスチャンは、日々の生活や人生の大きな選択の際にそれぞれの信仰によって判断をして生きており、根底にこの聖書による思想が一致することを望む場合や、日曜日の主日礼拝への招きに応じるためにも、クリスチャンをパートナーに求めている人も少なくないようです。

 しかし、現在の日本におけるクリスチャン同士の婚活事情は、極めて困難と言わざるを得ません。キリスト教会によっては30代の教会員が最年少であったり、そもそも、教会員に結婚を望む対象がいないことも珍しくありません。私もその経験をした一人ですが、教会の中で結婚相手を探すという行為に対する後ろめたさや、他の教会員からの否定的な視線を感じるなど、「一体どうすればいいのだろうか?」と言わざるを得ない状況でもあります。

 生まれた時から、小さなころから教会に通っていた場合、あの人はだれだれさんの息子さん、娘さんという背景を知られているという事態が信頼に変化する一方で、ある程度の年齢になってから教会に通うようになった場合では、その背景を肯定的に後押ししてくれる力を得ることにつながらず、この場合は一人で婚活をしなければなりません。実社会では、後者のケースの場合がはとんどであることはいうまでもありませんが、対象となる機会が絶対的に違う以上、個人レベルでの限界に目を向けその内容を集約し、キリスト教界全体のテーマとして結婚を望む兄弟姉妹の問題としてとらえなければならないと感じています。

 結婚を望みつつも、クリスチャン同士の出会いの機会がない方や、結婚に対して不安を感じていらっしゃる未婚の方のご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。問題を共有し、解決にむけて共に取り組みましょう。

メッセージは、こちらからお願いいたします。

153church
Toshio C Tsumuraya

寄稿者

153church伝道師圓谷年雄 / ツムラヤトシオ
好きな時代は教父時代、
好きな神学者はオリゲネス、エラスムス、
好きな教理は、至福直観。
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